2018年1月26日金曜日

応神天皇と梅ヶ島温泉

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。

(『集古十種』寛政12年より)

大正2年(西暦1913年)に編集された『安倍郡梅ヶ島村誌』の中に、「梅ヶ島温泉の沿革」という項があって、そこには次のように書かれています。


口碑 徃古仙人の林間分け入りしにより発見せられたりといいその後応神天皇の御待黄金湯の名称を賜りしという。

現代語:言い伝えによれば、太古の時代に仙人が山に分け入って発見したといい、その後、応神天皇のころに「黄金湯」の名称を賜ったという。


梅ヶ島温泉を発見したのは山奥に住んでいた仙人で、その後、応神天皇に「黄金湯」の名前をいただいたというのが、言い伝えとして大正時代まで残っていたということです。

応神天皇というのは、いつごろの、どんな天皇なんだろうと、ちょっと調べてみました。

生まれた年は「仲哀天皇9年」という年で、これが西暦200年。崩御が「応神天皇41年」で、西暦310年だそうです。130年も生きたということになっています。

応神天皇は、第15代の天皇で、日本武尊の子である仲哀天皇の子。そして、仁徳天皇の父にあたります。確実に実在が確かめられる最初の天皇ともいわれています。

この言い伝えに基づいて計算してみますと、梅ヶ島温泉の起源は今から1700年以上昔、1800年近い昔のことだったということになります。弥生時代、登呂遺跡のころということになりますね。